過活動膀胱とは?
過活動膀胱は尿意切迫感(急に我慢ができない尿意が起こる)、頻尿、夜間頻尿の症状を起こす病気です。ひどくなると我慢が出来なくなってもらしてしまう(切迫性尿失禁)こともあります。2002年の調査では40歳以上の8人に一人が過活動膀胱の症状があり、加齢に伴い増加することがわかっています。
過活動膀胱の原因
加齢による神経や筋肉の変化によるものが多いですが、男性では前立腺肥大症に伴うもの、女性では出産や膀胱、子宮などの骨盤臓器の脱出によるものもあります。また、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病などの神経疾患に伴うものもあります。
過活動膀胱の診断
過活動膀胱は自覚症状が一番重要ですので、過活動膀胱症状スコア(OABSS)を記入していただきます。また、他の病気がないかをみるために尿検査、エコー検査を行います。男性にはPSA検査も行います。
過活動膀胱の治療
内服薬による治療が主ですが、軽症であれば骨盤底筋体操や膀胱訓練などの治療が効果があることもあります。電気刺激療法(ウロマスター)は副作用もなく、寝ているだけで効果が高い治療法です。ウロマスターは当院で施行できます。