包茎(真性、仮性)とは?
包茎とは包皮の先が狭く、亀頭を露出できない状態です。子どもはみんな包茎ですが、基本的に包茎だからといって体に悪い影響はありません。しかし、保護者の方(特にお母さん)で自分の子どもの包茎について悩んでおられる方が多くみられます。以下、よくある質問に対する院長なりの答えです。
包茎についてのよくあるご質問
- 包茎はほっておいていいの?
- 上で書いたように包茎だからといって体に悪影響はなく、ほっておいて何も問題はありません。しかし、包茎でごく一部治療の必要があるものがあります。
- 手術が必要な包茎とはなんですか?
- 亀頭包皮炎を繰り返して、包皮の先が硬く狭くなって(瘢痕化)戻らないものは、ごくまれに手術が必要なことがあります。
- 手術以外の包茎の治療はありますか?
- まず、手術が必要な包茎こそほとんどないと考えます。真性包茎(亀頭が全く見えない)でも大部分はステロイドの軟膏を塗布しておちんちんの先っちょをむいていく(包皮翻転)方法で治療が可能です。真性包茎で包皮の先が糸のように細く、おしっこをするときに包皮の先端が風船のようにふくらんでいる(バルーニング)子どもでも、何か月もかけて根気よく包皮翻転をすることで亀頭が露出されます。
- 子どもの包茎の相談でも受診してもいいですか?
- もちろん包茎でもなんでも泌尿器科に関するご相談ならばいつでも受診してください。